2007/01/09

2006.01.08

 朝方ってか、たった今の話なんですけど、酔っ払った友人から電話が入りまして、「あのさ、今ね、ポカリ飲んで即効で吐いちゃったんだけど、コレってさ、ゲロなのかね?それともポカリなのかね?どー思う?お前はどー思う?」と聞かれたので「死ねばいいと思う。」と言って電話を切りました。

 その後スグに何度かその友人から電話が来ましたが、”忍法電話が鳴って無い事にするの術”を使い、鎌倉で買った大仏のライターで煙草をの煙で体を潜らせながら、風間やんわりの作風にそろそろ限界を感じながら漫画を読んでますと、メールを受信しました。


 『やっぱさ、少なくともポカリでは無いと思う。でもさ、ゲロっていうほどのゲロでは無いんだよね。俺さ、今までいい加減に生きてきたから、もう安直に物を決めるのはよくないと思う』

 と、己の吐瀉物を目の前に、朝の東中野で人生の分岐点に立ってる友人に、特に送るエールが思いつかなく、『とりあえず、全財産で小麦粉を買って、未開拓の山に篭って、自然の声が聞こえたら帰って来い。』と返信した所、『ありがとう!何かありがとう!』と返事がありました。


 私が打ったメールに何のメタファーを感じ取ったのかは解りませんが、思った事をそのまま伝えただけです。無駄に上がった私の株。全然嬉しく無い。




 後ですね、先日、違う友人がですね、深夜に車で無理なUターンをして中央分離帯に車を乗り上げ、立ち往生したと電話がありまして、その時も何のエールも送らずにクソミソに貶したのですが、全く同じ事をやってしまいました。そんな私の業が因果なのかは解りませんが、深夜の赤坂で。




 まさしく自因自果な結果だと、呆けていますと、派手な色使いの凄い音を出す車が停まりまして、中から氣志團のエンターテイメント性を取り除いた人達が降りてきました。


 「あれ?お兄さんどーしたの?何この車?スゲーな。ありえなくね?」と、低級悪魔に取り憑かれたら自動的になってしまう様なありえない髪形の人に「ありえない」と言われた私の車。それほどありえない状況。


 「んじゃぁ、とりあえずオレが、運転席でタイヤガンガン回すから、お兄さんは後ろから押してよ!」と、私が言葉を発する前にドラクエの中盤に出てくるモンスターの様な髪型の若者は運転席に乗り込み、タイヤをガンガン回しています。私は大きな疑問を一所懸命に飲み込んで車をとりあえず押す。押すってか、押すポーズをしてる。



 ガンガン回る車のタイヤ。

 後ろから車を何となく押してる私。

 まだまだ回る車のタイヤ。

 『何の儀式だろう?』と疑問を押し殺して車を押す私。

 それでも回る車のタイヤ。

 ”はたらくくるま”の歌が頭の中でリフレインしてくる私。



 まぁ結局JAFを呼んだんですけども、とりあえずその若者に貰った塗れせんべいは、しょっぱかったので一口で捨てました。その因果がまた違う形で来た時には、またここで紹介させて頂きたいと思います。こーゆー時だけこのブログの存在に感謝します。