2007/03/31

2007.03.30

 明日は給料日。私の職場は給金が手渡しです。店長から直々に渡されます。ありがたみが違います。しかし、給料を頂く度に転職を考える。この年齢でこの給与。いいのだろうか?この前、友人の車に自転車で突っ込んでしまったので、その車を直さねばなりません。大丈夫だろうか?


 今の職場は楽しいです。好き勝手やらせて頂いてます。本当に好き勝手やらせてもらってます。ありがたい話です。色々と思惑通りに物事を運び易い環境で助かってます。


 昔からなのですが、私はどの職場でも勝手に仕事をしてしまいます。特に任されて無い仕事をするのが好きで、自分の仕事そっちのけで、悪い意味でのマイペースを慣行を念頭に置いてる気がします。本当に悪い意味ですね。

 昔、広告代理店の営業の仕事をしてた時も取ってきた仕事の広告制作の方が大好きで、製作の金さん(中国人)と、大手の警備会社の求人広告のイラストを作ってて、最初は真面目に作ってたのですが、途中から悪ふざけになってきて、最終的になんか”ジャズバーで柔道着を着た警備会社の人がロデオマシンに乗って”『やりがいなら、ココにある!!』って書いてあるイラストを作ったのです。


 そのイラスト事態は、警備会社に何故かウケが良くて、そのイラストでGOが出たのですが、後々、その警備会社の上の人から、えらく怒られまして「意味が解らない!」と。そりゃそうだ。私も解らない。その前に意味は無い。

 でもですね。そこで私も「意味なんてありませんよ。つーか、金さん(中国人)と稲中読んでて思いついただけだし。」なんて言えませんし、とりあえず思いついた適当な言い訳が


 「これはですね、楽しい場を作るには、裏で頑張ってる人を表現したかったんです。確かに解り辛い表現ですが、広告とは、とりあえず目をひかなくては意味が無いんです。私もお金を頂いてる限りプロですから。これも広告手法な一つなんです。安心して下さい。」的な。自信満々に言ったら信じて頂けました。
 しかも、その年のその載せた広告媒体のイラスト賞を頂きまして、金さん(中国華北出身)と授賞式に私の上司と3人で行ったのですが、受賞の時に金さん(当時の彼女は女子高生)が、



 「稲中を読んでて思いつきました。」と、カミングアウト。



 私の隣に座ってた上司に聞こえる声で「金さんはぁ。またまたぁ。あはは。」なんて言った事を今思い出した。無論、上司と顔を一切合わせておりません。

2007/03/29

2007.03.28

 深夜、知らない番号から電話。相手の女性は泣いている。聞き覚えのある声だけど誰だか解らない。


 「ねぇ、蒸しパンの食べる時の擬音って何?ねぇ!何!?」と、少し興奮気味の様子。嗚咽交じりで、何を言ってるのか理解するのに数分掛かる。


 「モフモフだと思いますよ。」と返答すると、「そうだよね!やっぱりそうだよね!」と、さらに興奮。「ありがとう!本当にありがとう!」と、泣きながら礼を言われ、一方的に電話を切られる。何やら良い事をした様で私も嬉しいです。誰だったんだろう。




 教習所で乗って以来、マニュアル車に乗りました。スポーツカー。そして首都高。泣いた。怖くて泣いた。無我夢中で走ってたら代々木サービスエリアでした。よっぽど乗り捨てようと思いました。因みに、泣いたってのは比喩ではありません。

2007/03/28

2007.03.27

 私は人の顔と名前を本当に覚えない。毎日会ってる人ですら曖昧な時がある。これは病気なんだと思う。でも、城みちるの顔だけはハッキリと出てくる。すげぇなぁ。みちる。



 例えばだ。あ、ゴメンね。突然例えるけどいいね?例えばだ。自分が弱ってる時なんかは、考えを簡略化したり、誰かを悪者に仕立て上げて折れるのを避けたり、若しくは、自分を悪者にして早めにポッキリいって、開き直ったり、これは自分の防衛本能だったりする。


 頭の中で理解はしてるのですが、コレが私にはいまいちピンと来ない。私の最大の武器でもあるのですが、私は滅多な事では弱らないんです。これは我ながら凄いと自負してるのですが、これには訳があり、凄い速さで諦めるんですね。諦めると言うと聞こえが悪いので、全部合理的に考える癖があるんです。恐らく、あまり恵まれた環境で育ってないのが原因だと思います。環境が悪かったのは自因自果でもあるのですが、それにしても。


 何か嫌な事があったとして、ウジョウジョ悩んでる時間が非常に勿体無く感じるのです。だってハッキリ言って無駄でしょう。悩んで物事が解決する程甘くは無いし、それに見かねられて助けられるのも性に合わない。



 例えばですね、あ、また例えますけども、つまり例えの例えですね。あだ名のあだ名みたいなアレですね。つまりもう原型は無い感じです。レンタルビデオを友達に貸す的な。透明度がさらに下がって5m先ですらよく見えない箱根ターンパイクですね。箱根ターンパイクです。何ですか?パイクって?魚介類ときのこのパイク。


 ローラ「これはパイクですか?」

 アンドレ「いいえ、子機です。」

 ローラ「これがパイクですか?」

 アンドレ「いいえ、診察券です。」

 謎の女「すみません。この写真に見覚えはありませんか?」

 アンドレ「いいえ、私は見覚えはありません。」

 ローラ「この写真は、私の母です。」

 謎の女「やっぱり。じゃぁ、コレが何だか解りますか?」

 ローラ「さぁ、私にはサッパリ…」

 アンドレ「これは!パ、パイク!何故、貴女がこんな物を!」

 謎の女「ふふふ。それは言えないわ。じゃぁ、また会いましょう。ごきげんよう。」


 そう言うと、謎の女はマンハッタンの雑踏の中へと消えていった。パイクと共に。この一部始終を目撃してたカフェの店員は後にこう語る。


 「あの日は、雨が降ったり止んだりと、ぐずついた天気でした。気温は過ごしやすく、湿度も丁度良かったんじゃないかな?そーいえば、朝出勤する時、霧がすごかったな。霧が。その前の夜にフットボールの試合を見に行ってたんだけど、試合の結果は忘れちゃったな。ゴメンね。試合の結果は忘れちゃった。」と。



 そんな事よりですね、この前、イヤホンが壊れまして、新しいのを買おうと思い、ちょっと奮発してパイオニアのヘッドフォンを買ったんですけど、どーやったら頭蓋骨って小さくなるんでしょうね?

2007/03/27

2007.03.26

 約15日ぶりにPCでネット。色んなサイトを巡回してみる。テレビは全く見ないので15日ぶりに世間の動きを知る。いやぁ、15日で随分動くもんですね。世間ってのは。怖い。



 ドライバーが少ないって事で、凄い久々に法事に呼ばれまして、栃木県まで足を伸ばしたのですが、普段なら、部屋の隅っこで住職の愚痴を聞くのが私の役回りなのですが、そろそろ親族の話に混ざろうてはないか。と思いまして、火中に身を投げる勢いで会話に入ってみたのですが、

 今度、法を改正してどーだとか。あの山を文化庁に申請してどーだとか。あそこの市長の説得する為の説得材料がどーだとか。何か話が大きすぎる。時給850円の私には手に余る。住職が私とばかり話したがる理由がやっと解った。何より「あんたらのやり方は甘い!」と一喝する母。お前は一体何物だ!?母か?


 いつも親族の集まり等で、母が喚いてるのは解ってたのですが、よもやこんな話をしてるとは知りませんでした。28年目の真実。「あぁ。あの人なら昔世話したから、話も通りやすいよ。私の名前だしていいから。」と母。お前は一体何物だ!!?母か?専門学校で掃除のパートをしてる母か?



 まぁ何でも、今度町興しをするらしく、何やら祭をするとか。話の流れで私も手伝う事に。断れる雰囲気では無い。

 その祭りで、バンドとかを呼んでワイワイやりたいらしく、今の私の仕事の関係上、音響設備の設営と、そのパンドと全体のPAをやらされるハメに。渋々ながらも面白そうではあったので承諾したのですが、翌々話を聞くと、ラジオ局はどこを押さえてあるだとか、テレビはどこの局にするだとか。


 え?村祭りって言いましたよね?それって祭りじゃくて、何たらフェスって勢いですよね?山を削るってどーゆー事ですか?予算が数千万円単位ですね。へぇ。あぁ。ソニーも絡むんですか?へぇ。そーですか。それって祭りじゃくて、何たらフェスって勢いですよね??


 涙は出てませんが、ほぼ泣いてました。私の良くもあり、悪くもある癖でつい、「んで、お前に任せるけどいいな?」の問いに「はい。出来ます。」と。今度ばかりは我ながら”ヤバイ”と魂が叫んでましたが、聞こえないフリをしました。



 私に与えられる予定の予算は500万円だそうです。明らかに人生の山場を向かえました。とりあえずコンプの正しい使い方から覚えます。

2007/03/12

2007.03.11

 平凡な日ほど、ココに何か書きたくなる。とりあえず、深夜のファミレスは人が少なくて助かる。本当に助かる。



 久しく芝居を見に言ってない。この前、久々に芝居の脚本とまでは言えませんが、そんな様な物を書いた。確実に腕が落ちてる事を実感。過去の栄光ではありますが”寺山修司の再来”とまで評価された時期もありました。しかし、今考えると、褒め言葉としては非常に微妙だ。

 『畜生。もっと尺と時間があれば…』と、何度も思った自分に恐怖しました。まだ芝居をしたがってる自分に気がつく。怖い。無理。せっかく借金がここまで減ったのに。そんな時はサラリーマンに敬意をはらう意味で朝の満員電車に乗る。


 そして気がついた事がもう一つ。サラリーマンにはなれない。



 今月末、法事に呼ばれました。さて、どの面を下げよう。名物・源太饅頭が欲しい方は連絡下さい。緑茶との相性は天下一品です。

2007/03/03

2007.03.02

 無責任な嘘はただ単に人を傷つける。それより酷いのは無責任な優しさだ。とりあえず早く時給上がれ!マジで上がれ!

 28歳 江戸川区在住



 人は無い物を求めます。例えば、辛い仕事をしてる時、楽な仕事をしたくなる。楽な仕事をしてる時は、生活に刺激を求める。人間は実に業が深く、実に身勝手な生物です。でも、その辺の”人間らしい”と言われる部分が好きです。

 私はその”人間らしさ”が欠如してる部分があります。常に自分を傍観してる所があります。何か大変な事があっても、そこまで熱くなりませんし、『まぁ、何とかなるんじゃん?』と、プラス思考と呼べば聞こえは良いですが、どこか楽観的に捕らえてしまいます。これで何度か苦汁を飲んできましたが、『まぁまぁ。5年後には笑い話になってるでしょう。』と。いいのだろうか?と、その辺は結構真剣に悩んだりもします。自虐ネタの先行投資的な。いや、いいのだろうか?本当に。いいの?ねぇ。本当にいいの?


 「なぁ、ホントにいいのか?オレばっか、こんなに白いメシ食って。かあちゃん、今日メシ食ってねっぺよ。」

 「馬鹿言ってねぇで、早く食え。かあちゃんは、おめぇが起きる前に、もう、食っちまったんだ。」


 美幸は、そう言われ、胸の中がモヤモヤしながらも白い米を口に運んだ。母の中々治らない左手の傷。

 美幸はその7年後、集団就職で上京。後の井森みゆきである。



 この前、イカレタ感性の持ち主達と飲みました。楽しい以上に嫉妬を覚えた。もし生れ変れたら普通の人に生まれたいとも思うが、普通の人には絶対生まれたくないとも思う。だからバッタになりたい。『とりあえずジャンブしとけばいいんでしょ?ほれ!ほーれ!』みたいな。



 嘘。バッタは嫌だな。