2007/03/03

2007.03.02

 無責任な嘘はただ単に人を傷つける。それより酷いのは無責任な優しさだ。とりあえず早く時給上がれ!マジで上がれ!

 28歳 江戸川区在住



 人は無い物を求めます。例えば、辛い仕事をしてる時、楽な仕事をしたくなる。楽な仕事をしてる時は、生活に刺激を求める。人間は実に業が深く、実に身勝手な生物です。でも、その辺の”人間らしい”と言われる部分が好きです。

 私はその”人間らしさ”が欠如してる部分があります。常に自分を傍観してる所があります。何か大変な事があっても、そこまで熱くなりませんし、『まぁ、何とかなるんじゃん?』と、プラス思考と呼べば聞こえは良いですが、どこか楽観的に捕らえてしまいます。これで何度か苦汁を飲んできましたが、『まぁまぁ。5年後には笑い話になってるでしょう。』と。いいのだろうか?と、その辺は結構真剣に悩んだりもします。自虐ネタの先行投資的な。いや、いいのだろうか?本当に。いいの?ねぇ。本当にいいの?


 「なぁ、ホントにいいのか?オレばっか、こんなに白いメシ食って。かあちゃん、今日メシ食ってねっぺよ。」

 「馬鹿言ってねぇで、早く食え。かあちゃんは、おめぇが起きる前に、もう、食っちまったんだ。」


 美幸は、そう言われ、胸の中がモヤモヤしながらも白い米を口に運んだ。母の中々治らない左手の傷。

 美幸はその7年後、集団就職で上京。後の井森みゆきである。



 この前、イカレタ感性の持ち主達と飲みました。楽しい以上に嫉妬を覚えた。もし生れ変れたら普通の人に生まれたいとも思うが、普通の人には絶対生まれたくないとも思う。だからバッタになりたい。『とりあえずジャンブしとけばいいんでしょ?ほれ!ほーれ!』みたいな。



 嘘。バッタは嫌だな。